波動を高める生活学:バナナ

2003.09.10 98号 15面

高価なフルーツとして名をはせたのは昔の話。いまや比較的安価で、庶民でも手に入れることができるフルーツとなった。手軽にとれるが故にその健康効果が気になるところだ。

バナナはエネルギー源として大変優れている。体内への吸収速度が異なるブドウ糖、果糖、ショ糖の三種類の糖が含まれ、徐々にエネルギーに変わるのでスタミナが長時間持続する。運動選手が試合や競技の前にバナナをとる理由は、『疲労』の波動測定数値を見れば明らかだ。多忙で朝食をとる時間がない人にもお勧め。頭や身体を眠りから覚ましてくれる。

ミネラル類で注目すべきは「カリウム」。カリウムはナトリウムを排泄するので、高血圧の原因になる塩分過多になりがちな現代人必須のミネラルだ。フルーツには比較的カリウムが多く含まれるが、バナナの含有量は突出しているので、『高血圧』の数値が高いのもうなずける。さらに、マグネシウムも多く含まれる。人間の骨にはカルシウムだけでなく、マグネシウムも多いため、カルシウムだけとっても骨の強化にはつながらない。カルシウムとマグネシウムをバランス良くとることが骨粗鬆症にならないための秘訣である。

また、バナナには食物繊維や、腸内のビフィズス菌を増やすオリゴ糖も含まれるため、腸の働きを活発にして便秘解消に役立つ。さらに、便秘が元凶といわれる肌荒れにも良い。『便秘』『皮膚』の数値は大変優秀だ。

バナナは身体だけでなく、心の健康にも寄与する。バナナに含まれるアミノ酸「トリプトファン」は「セロトニン」の原料になる。セロトニンは感情にかかわり、不足するとイライラなどを引き起こす。『ストレス』の項目を波動測定したが、その効果の程をご理解いただけるであろう。また、夜眠れずにお困りの人へもお勧め。牛乳にも安眠を誘う物質が含まれているので、「バナナ・オーレ」にすると効果てきめんだ。

人類の祖先といわれる猿の大好物はバナナ。私たち人類にバナナが心身に良いことを示してくれているのかもしれない。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: スジャータめいらく