桃のマンゴーミルクプリン

　山梨の桃が各地に届く季節になった。今年は冬の寒さが厳しかったため、樹もきちんと休むことができ、実のつきの充実につながった。やわらかな果肉に、あふれんばかりの甘みと果汁をたたえた「白鳳」、緻密でジューシーな果肉にとろけるような甘みから“桃の王様”と呼ばれる「浅間白桃」–どちらも夏の醍醐味だ。

　カロテン、カリウム、食物繊維、ビタミンCやA・Bを含む。果肉は手でむくのがおすすめで、指先を洗うフィンガーボウルを用意しておくと便利。むきにくい場合は、ぬるま湯に軽くひたす。

　縦に切り分けるのがコツ。頭（枝付きの反対側）と果皮近くは甘みが強く、くぼみのある枝付き部と種近くは味が薄いため、こうすると甘みが均等に味わえる。果肉にレモン汁をぬると変色が防げる。

　◆桃のマンゴーミルクプリン

　〈材料・4人分〉

　・桃……………1個

　・ミント………適量

　・牛乳…………300ml

　・粉ゼラチン…5g

　・水……………大さじ2

　・アヲハタ55マンゴージャム…1瓶

　〈作り方〉

　（1）器（電子レンジ可能のもの）に水を入れて粉ゼラチンをふり入れてふやかし、電子レンジ（500W）で約30秒加熱して溶かす（様子を見て調整）。

　（2）大きめの器に牛乳を入れてラップをかけ、電子レンジ（500W）で約2分、沸騰しないように加熱する。これに（1）を加えてまぜ、ジャム120gを加えてさらにまぜる。

　（3）（2）を氷水にあててまぜ、とろみがついたら器に流して冷蔵庫で冷やし固める。

　（4）桃は皮をむき、食べやすい大きさに切る。

　（5）（3）に（4）をのせ、残りのジャムをかけてミントを飾る。

　レシピ=キユーピー（株）「とっておきレシピ」