ヘルシートーク:女優・紺野美沙子さん

2013.12.01 221号 05面

 いつもの清楚な笑顔で「冷凍食品の日」イベントに登場した女優の紺野美沙子さん。舞台や朗読の仕事に加え、国連の親善大使をこなす紺野さんも、家に帰れば受験生を持つ1人のお母さん。「食事は生きていく上で一番大切なもの」と語る紺野さんの母親、妻としての顔を覗きました。

 ◆料理学校で、料理と妻の心得を授けられました

 冷凍食品のイベントにお声がかかったのは、受験生を抱えながら仕事も頑張っていることを認めていただけたからかしら?それなら、とても嬉しいです。いまは舞台や、私自身が主宰をしている朗読座の上演で全国を飛び回っています。国連の親善大使として貧困の撲滅活動のお手伝いもさせていただいて、この活動は今年で15年目になります。

 忙しくしていられるのも、食ベ物のおかげ。食は生きていく中で一番大切なものですからね。よく食事のことを聞かれますが、いつも「家族の理解と冷凍食品に支えられて母と妻をやっています」と答えています。

 実は昔、料理学校に通っていました。大学3年の時に友達の間で“花嫁修業ブーム”があって、それがきっかけ。私はなかなか結婚しなかったので、10年も通ってしまいました(笑)。その時の先生が、料理だけでなく妻としての知恵も授けてくださったんです。「美沙子さん、男は料理で釣るのよ」とか、「殿方はいろいろあるの。でも、寄り道しても料理をちゃんとすると必ず帰ってくるのよ」とか。いまになって、とてもよく理解できます。

 最近は冷凍食品にお世話になることも多いのですが、料理学校の教えから、冷凍食品をそのまま出すのではなく、少しアレンジを加えて愛情ある一品にするよう心がけています。野菜や卵を添えたり、タレを手作りしたり。盛り付けも工夫します。冷凍食品を活用すると調理時間が短縮できるので、その分を家族とのコミュニケーションに使えるのがいいですね。

 ◆子どもの大学合格を祈って、ごはんでサポートしています

 今回、冷凍食品を使ったメニューで私が提案したのは、「野菜たっぷり

 みそけんちんうどん」と「栄養たっぷり 受験にカツ 自分にカツ丼」です。けんちんうどんは、豚汁の具とうどんが冷凍食品。カツ丼は、冷凍とんかつを使っています。

 子どもが受験生なので、栄養とボリュームを考えたメニューになりました。カツ丼は、新潟県の「たれカツ丼」をヒントにしました。冷凍とんかつは電子レンジでチンすればいいのでお手軽です。でも、解凍時間は袋の裏の説明をよく読んでくださいね。解凍後、オーブントースターで少し焼くと、カリッとしておいしいですよ。ごはんの上にキャベツのせん切りと細く切ったのりをのせて、タレをかけます。その上にカリッと焼けたとんかつをのせて、さらに温泉たまご、もう一度のり。最後に青ねぎをたっぷりかけて、その上にまたタレをかけてできあがり。卵をよくかきまぜて食べるとおいしいです。とんかつのカリッとした部分としっとりした部分を両方楽しめるようにしました。お箸も五角形のものを使っています。ゴカク=合格の願掛けです。

 育ち盛りの男の子はたくさん食べるし、いつ食べたいと言われるか分からない。だから、冷凍食品をたくさんストックしておくようにしています。

 ◆夫も子どもも、ほめて、ほめて、ほめまくる!

 野菜は何でも好きです。特売にも行きますし、地方に行った時は道の駅に並ぶ野菜を見て楽しんでいます。味の濃い野菜はさっと焼くだけで十分においしいですよね。我が家ではオーソドックスなサラダを大盛りにして、そこに刺身やちくわを加えて栄養をプラスしています。

 好きな野菜料理もたくさんあります。いま一番のお気に入りは、オイスターと三つ葉のパスタ。オイスターをガーリックオイルで炒めて、パスタを入れて塩・こしょう・しょうゆ。その上に、三つ葉をたっぷりのせます。これからの季節にぴったりでしょう?

 冬のお気に入りは、おでんの大根かな。大根は葉っぱも捨てずに、じゃこと甘辛く炒めてごはんと一緒にいただきます。れんこんのような歯ごたえのある野菜や春の山菜も好きですね。

 ホームパーティーでは、サーモンとかぶのサラダが好評です。かぶの葉も茹でて一緒に出します。うちもそうだったのですが、子どもって野菜が嫌いですよね。よく「どうすればいいかしら」と聞かれるのですが、私の場合は“ほめ殺し”。ピーマンやにんじんを食べた時は大げさに喜んで、ほめてあげる作戦です。もちろん、餃子やラーメン鍋にして、楽しく食べる工夫も。近所に家庭菜園をやっているお宅があったので、お邪魔して収穫体験をしたのも良かったみたいです。

 最近、夫が料理をしてくれた時に徹底的にほめてあげたら、次々と料理を作ってくれるようになりました。夫も子どもも、ほめて、ほめて、ほめまくる!これが一番です(笑)。

 ●プロフィール

 こんの・みさこ 東京都出身。慶應義塾大学文学部卒。1980年、NHK連続テレビ小説『虹を織る』のヒロイン役で人気を博す。多数のドラマ、舞台に出演する傍ら、1998年には国連開発計画親善大使に就任、貧困撲滅の活動に携わる。2010年秋からは自身が主宰する『紺野美沙子の朗読座』で、音楽・影絵・映像と朗読を組み合わせたパフォーマンスやドラマリーディングを全国各地で行っている。

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 ●10月18日は「冷凍食品の日」 ~おいしさ つながり 未来の食品~

 主催:(一社)日本冷凍食品協会から

 ○ここがスゴイ! 冷凍食品の4つのポイント

 (1)冷凍状態では細菌が活動できないので、衛生的

 (2)食品の細胞をこわさず、栄養もそのまま

 (3)急速凍結で、とれたてつくりたてのおいしさをキープ

 (4)しっかりした安全管理で、信頼して使える

 ○料理する人ほど冷凍食品をアレンジし、上手に活用

 「冷凍食品を通して見た食のライフスタイル調査」より

 冷凍食品はひと手間かけた「アレンジ派」が約6割(58.9%)、アレンジ方法は「本やテレビ、料理のウェブサイト」から入手する人が47.8%。日本冷凍食品協会が実施した「冷凍食品を通して見た食のライフスタイル調査」から、こんな結果が得られた。アレンジした冷凍食品を「誰かと一緒に食べたい」という人は77.2%にのぼり、「おもてなしレシピ」にも使えることが分かった。食事だけでなく「時間」も共有したいという人も68.4%と多く、日本冷凍食品協会では「シェアしてつながる食卓」がこれからの主流になると提唱している。