鮮魚・ホットデリカ・寿司のスキル競うコンテスト イオンリテール南関東カンパニー

2020.01.01 294号 07面
緊張のコンテスト会場。審査員たちの目が厳しく光る

緊張のコンテスト会場。審査員たちの目が厳しく光る

鮮魚士・最優秀賞 池田さん

鮮魚士・最優秀賞 池田さん

寿司マスター・最優秀賞 田上さん

寿司マスター・最優秀賞 田上さん

ホットデリカマスター最優秀賞 重田さん

ホットデリカマスター最優秀賞 重田さん

ホットデリカマスターで優秀賞を獲得した関沢真琴さんと作品

ホットデリカマスターで優秀賞を獲得した関沢真琴さんと作品

 ◆総菜ひとつひとつにドラマが!

 ●何気ないお総菜にプロの技術

 イオンの店頭に並んでいるお刺身やお寿司、揚げ物などのお総菜。「おいしそう!」と何気なく手に取っていますが、この総菜ひとつにも、確かな訓練を受け、資格を取得した鮮魚士、ホットデリカマスター、寿司マスターや、それをめざしている人々の熱い思いが詰まっていることをご存知でしょうか?

 イオンリテール南関東カンパニー事務所内、東神奈川研修センター(横浜市)で昨年11月13日、鮮魚士、ホットデリカマスター、寿司マスターの3部門の技術を競うコンテスト「ベストスキル2019全国大会」が開かれました。

 本州・四国のイオン各店舗で開催された店内大会で代表となり、7つの各カンパニー大会で予選と決勝を勝ち抜いた、腕に自信のある有資格者21人が参加。全国大会では、部門ごとの規定と自由テーマで技術とセンスを競い合い、最終的に各部門の最優秀者と優秀者が表彰されました。

 ●参加者たちの真剣な思い

 どの審査も、1分間の丁寧な手洗いからスタート。審査員たちが厳しい視線を向けて見回るなか、参加者たちは真剣に魚をさばき、揚げ物を揚げ、寿司を握りながら、日頃の仕事で磨き上げた技術を披露しました。

 参加者の真剣な表情もさることながら、最も印象に残ったのは、表彰式での優秀者、つまり第2位になった参加者のコメントです。皆、「悔しいです。最優秀賞を取りたかった」と口を揃えていました。それほどまでに真剣なのです。

 あたりまえのようにそこにある総菜にも、それを支える人々のドラマがあるのですね。これからは総菜ひとつでも、ありがたくいただきたいと思ったコンテストでした。

 ◆各部門の受賞者と作品

 〈鮮魚士〉

 ▽最優秀賞=北関東カンパニーイオン今市店・池田政則さん

 「これがゴールではない。店に持ち帰ってお客さまに喜んでいただける商品づくりをしたい」

 ▽優秀賞=東海カンパニーイオン岐阜店・丹野直美さん

 〈ホットデリカマスター〉

 ▽最優秀賞=中四国カンパニーイオン広店・重田ちひろさん

 「ただただうれしい! 今日学んだことをお店でも活かしたい」

 ▽優秀賞=南関東カンパニーイオンスタイル東神奈川・関沢真琴さん

 〈寿司マスター〉

 ▽最優秀賞=近畿カンパニーイオン登美ヶ丘店・田上裕美子さん

 「去年も出て悔しい思いをした。その気持ちが今年につながったと思う」

 ▽優秀賞=北陸信越カンパニーイオン上越店・本山麻衣さん

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