熟れっ子バナナ 読者の皆さんの「バナナの思い出話&お気に入りレシピ」発表!

2012.12.10 209号 07面

 10月号で募集した「熟れっ子バナナ バナナの思い出話&レシピ・食べ方アイデア」。皆さんから多数お寄せいただいた中から10の素敵なバナナストーリーを紹介します。

 ※この頁でご紹介した方には「バナナアンブレラ」をお送りします。ご応募ありがとうございました。

 ◆思い出編

 ○戦後復興とバナナ(高知県 吉田智子さん 68歳)

 幼い頃、ご近所だった船乗りの方から外国土産に形のよい大きなバナナをよく頂きました。食料品も衣類も日用品も不自由な配給の時代。わずかなバナナをこっそり隠すように食べたものです。町にバナナを売る店はなく、そのバナナはとてもおいしかった。私たちは終戦後、南海地震で津波の被害に遭い貧しい生活でしたが、皆明るく生きていました。

 小学生の時、友だちのお母さまの実家へ、台湾から持ち帰ったというバナナの木を見に行きました。小さな緑色の実がなっていましたが、熟れておらず食べられませんでした。

 当時高知市では、果物屋さんが路上でバナナの叩き売りをしていました。高知市へ行くたび、たくさん買って帰り、皆へ差し上げて喜ばれました。皆、バナナが大好きでした。

 生活が楽になった頃、ビニールハウスを作ってバナナの木を植えた人がいました。バナナの木が高く伸びることを知らなかったらしく、木はビニールを突き破り屋根の上にのびのびと葉を広げ、私たちは笑いました。

 疲れた時、忙しい時、寂しい時に私はバナナを買います。バナナの思い出は多く、会いたくても、もう会えない思い出の人たちとお話ししたくなると、私はバナナを食べます。

 バナナは色も形もかわいく、食べるとなぜかほっとして温かく優しい気持ちになります。私はバナナが大好きです。特に「熟れっ子バナナ」は、大きくてどっしりしたお母さんみたいな、おいしいバナナだと思います。

 ○手品に、祭りに(神奈川県 高瀬恵子さん 37歳)

 遠足やクリスマス会で盛り上がったのが「切れてるバナナ」。皮をむくとなぜか中身が切れているという手品です。祭り屋台のチョコバナナも好きで必ず買っちゃいます!

 ○祖母が下宿へ(山形県 工藤和子さん 53歳)

 38年前、祖母が私の下宿へ大きなバナナの房を背負って来てくれました。当時バナナは貴重で、皮に絵を描いて大事に楽しみました。以来バナナは私のハッピーフードです。

 ○父の得意料理は…(宮城県 久保愛香さん 34歳)

 幼き日、病床に着いた母の代わりに、私たち姉妹のため苦労して食事を作ってくれた父へ、妹が一言。「パパのごはんおいしいよ!うんとね、ナマタマゴとね、バナナが」

 ○ママ同士差し入れ(三重県 まめママさん 38歳)

 サッカーを頑張る息子へお昼にバナナを持たせます。食欲の落ちる夏は必ず。大きな試合の時はママ同士でチームにバナナを差し入れします。

 ○受験の神様、今昔(兵庫県 中山聡子さん 47歳)

 昔、バナナ=スベると言ったものだが、最近は受験の守り神になっている!(バナナの糖質が脳の栄養によく、語呂合わせでもバナナの切り口が5角形ゆえゴーカクとか)

 ◆お気に入りレシピ・食べ方編

 ○塩麹バナナトースト(新潟県 瀬倉とも子さん 45歳)

 食パンに塩麹をぬり、薄切りしたバナナと半分に切ったマシュマロをのせ、ココアパウダーをふりかけトースターで2分焼く。とろけます☆

 ○バナナたこ焼き(山梨県 松澤実咲さん 11歳)

 ホットケーキミックスの生地をたこ焼き器に流し、たこの替わりにバナナを入れて焼く。簡単に作れて、パーティーにもおすすめ!

 ○青汁にバナナ(静岡県 神田裕子さん 25歳)

 バナナを小松菜、りんご、レモンと一緒にミキサーにかけて青汁風に飲むのがお気に入り。冬はバナナをチンして温めて食べたりもします。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら