ほっとコーヒータイム(67)前・東京五輪当時のコーヒー事情

2013.10.01 219号 06面

「きくのIFC コーヒー ドリップバッグ モカブレンド」

「きくのIFC コーヒー ドリップバッグ モカブレンド」

 祝!2020年東京オリンピック開催決定!!そこで今回は約50年前、前回の東京五輪が開かれた1964(昭和39)年当時の食卓事情・コーヒー事情を探ってみます。

 1960年代といえば、高度経済成長の時代。所得倍増論で幕を開け、東京五輪を経て「消費は美徳」と、大量生産・大量流通・大量販売・大量消費が進展します。核家族化も進み、エンゲル係数は10年間で37%台から35%台へ低下。マイカーの到来と共に、冷凍冷蔵庫や電子レンジが登場し、インスタント食品や冷凍食品も台頭しました。外国産の肉、魚、大豆、バナナ、レモンなど、農・畜・水産物の輸入自由化があいつぎ、米離れ化、飽食・子どもの肥満化も懸念されるように。この頃、ガム、チョコレート、ビール、洋酒とともにコーヒーも消費を伸ばしました。

 コーヒーは60年に生豆が全面輸入自由化となり、国内メーカーがインスタントコーヒーの製造を開始。翌61年にはインスタントコーヒーも全面輸入自由化され、インスタントコーヒーブームが幕を開けました。

 五輪が開催された64年当時、レギュラーコーヒーが飲める喫茶店の数は全国で2万店弱(※2009年は7.7万店、総務省統計局「経済センサス基礎調査」より)、喫茶店のコーヒーの値段は1杯約70円でした。一方、64年に日本は「国際コーヒー協定」に加盟し、供給体制も着実に強化されていきました。

 五輪後、日本は食料輸入大国となり、「食卓オリンピック」と言われるほど外国産食品が家庭の食卓を占める割合は高まり続けてきました。さて7年後、2020年の食卓・コーヒー事情やいかに。

 ●NEW! 「きくのIFC コーヒー ドリップバッグ モカブレンド」

 モカ豆独特の甘い香りとまろやかな酸味の「モカブレンド」。1パック8g×5袋入、168円(希望小売価格)。

 ※要冷凍・冷蔵品

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 「きくのIFC コーヒー」は、鮮度を重視し、焙煎直後の豆を急速冷凍して、高機能ガス(アロマ)を封じ込める特殊製法で作られ、煎りたて・挽きたての鮮度と風味が味わえる。

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