特集・食品乾燥技術:解説=食品中の水をマネージしたい~工学的な視点をいかに使うか

2025.07.01 339号 69面

 食品の乾燥は古来より人類の生活の知恵によって行われてきた保存方法の一つで、風力や太陽熱などの自然エネルギーを利用し原料食品の水分をできる限り減らし、腐敗の抑制、輸送コストの低減などを図ってきたが、天候に左右され一定の品質が得られないことから、人工乾燥の方法が採用されるようになった。乾燥方法は熱風、流動層、噴霧、真空凍結乾燥、常圧凍結乾燥などと進化を遂げ、それに伴い乾燥食品市場は世界的に拡大する傾向を見せている。そこで、今回は近年、食品ロス削減の観点からも注目を集めている食品

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