コープさっぽろなど3社、CO2削減目的に「北海道の森を元気にしよう!」キャンペーン第3弾

キャンペーン 総合 2015.07.22 11213号 07面
左から生方北海道本社代表、山崎水産林務部長、大見理事長、山本社長

左から生方北海道本社代表、山崎水産林務部長、大見理事長、山本社長

 【北海道】コープさっぽろ、サッポロビール、ポッカサッポロ北海道は13日、北海道庁知事会議室で「北海道の森を元気にしよう!」共同キャンペーン第3弾の記者会見を行った。

 このキャンペーンは、CO2削減を目的に、北海道と包括連携協定を結ぶコープさっぽろ、サッポログループとの共同企画。対象商品を購入すると1本につき1円分のCO2約66g、ワイン1本につき10円分のCO2約666gをカーボン・オフセットして北海道内の森林保全に貢献するもの。さらに売上げの一部を「コープ未来の森づくり基金」に寄付する。第1弾は13年11月、第2弾を14年7月に実施し、第3弾では子どもたちにもキャンペーン趣旨をPRするためにポッカサッポロ北海道「Ribbonナポリン」も参画した。販売数量はビール・新ジャンル系7万6000ケース(24缶入り)、ワイン2600ケース(6本入り)、Ribbonナポリン2000ケース(24本入り)。カーボンオフセット量(想定)は136t-CO2、排出権購入金額204万円(税別)。

 対象商品・期間は、7月15日~販売終了までが「サッポロ麦とホップthe gold 北海道の森に乾杯!缶」「サッポロドラフトワン 北海道の森に乾杯!缶」「ポリフェノールでおいしさアップたっぷりサイズの赤ワイン」(キャンペーンシール付)、「有機酸でおいしさアップたっぷりサイズの白ワイン」(同)、7月21日から「Ribbonナポリン」450mlPETボトル、9月上旬から「サッポロ生ビール黒ラベル 北海道の森に乾杯!缶」「サッポロクラシック 北海道の森に乾杯!缶」。

 あいさつした北海道水産林務部の山崎峰男部長は「地球温暖化を防止する森林の価値をより高めるカーボン・オフセットの取り組みを、全国森林面積の4分の1を占める北海道から発信することが重要だと考えている。このキャンペーンを通じて、今後も道内市町村や企業との連携を密に『木育』も推進していきたい」と述べた。

 コープさっぽろ大見英明理事長は「コープさっぽろの店頭や宅配事業による商品を組合員さんが利用することで北海道の森づくりに貢献するキャンペーンが今年もできてうれしい。今回は期間中に延べ190万本近い利用を想定している。また『Ribbonナポリン』が加わったことで若い方々の学習の機会になってほしい」、サッポロビール上席執行役員の生方誠司北海道本社代表兼北海道本部長は「キャンペーン第1弾、2弾とも大変に好評だった。第3弾も実施できて大変にうれしい。7月15日からスタートするがぜひ“北海道の森へ乾杯”と応援してほしい」、ポッカサッポロ北海道の山本隆二社長は「北海道の子どもたちとともに、森を元気にして北海道の資源豊かな環境を引き継いでいく一助になればと思う」とそれぞれ語った。

 (高田真人)

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