食品機械需要高まるタイ 日本企業に商機拡大
「世界のキッチン」を目指すタイでは、食品産業がGDPの約24%を占め、冷凍食品や缶詰などの加工食品輸出が活発に行われている。タイ政府は食品機械を含む製造業の高度化と工業化を推進しており、日本企業にとっては技術面での貢献とビジネス拡大の好機となっている。BOI(タイ投資委員会)による法人税の免除や機械輸入税の免除など、各種優遇制度が整備されており、日本の高品質な食品機械の導入が期待される。ASEANの中心に位置する地理的優位性も生かし、周辺国を含めた市場展開も視野に入る。