島津製作所、食品工場向けインライン水分率モニター「MMS」シリーズ発売
新製品発表会でインライン水分率モニターの優位性を紹介する吉岡尚規産業機械事業部技術部部長（右）と大岸厚文同新事業Gグループ長
水分率モニター「MMS」シリーズは、非接触・非破壊で厚みのある材質もリアルタイム測定でき、水分トレンドを可視化し製造ラインのDXに寄与。デモでは水分率の異なるパックご飯の水分率を瞬時に測定してみせた
●電磁波を用いた非破壊・非接触測定で品質管理を効率化
島津製作所は8月26日、食品工場の生産ラインに設置できるインライン水分率モニター「MMS」シリーズを発売した。希望小売価格税込み550万～1000万円（構成で異なる）。電磁波を用いて非破壊・非接触で水分率をリアルタイム測定できる装置で、食品業界向けでは初の製品となる。
同品は、産業技術総合研究所（産総研）が開発した技術を基に製品化した。電磁波が水分で減衰する特性を利用し
