有路昌彦著『無添加はかえって危ない』日経BPコンサルティング刊

ニュース 総合 2011.08.22 10532号 10面

 原発事故が食品安全に暗い影を投げかける中、定義が揺れる“風評被害”の正しい意味を教えてくれる書が現れた。「食品添加物を食べるとガンになる」「最近の遺体が長持ちするのは、生前に人工保存料を多く摂ったため」といった、とんでもない情報がはびこる昨今。消費者の不安につけこむ一部の業者が「無添加」を乱用する一方、科学者は黙ったままだった。そうした食品添加物にまつわる風評と誤解を正し、消費者に安心してもらえるよう、安全な食品添加物の姿を科学的にわかりやすく伝える一冊。特に「無添加は経済

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