下宿生は食費が伸び、自宅生は減少 19年学生生活実態調査

総合 統計・分析 2020.03.11 12024号 03面

下宿している学生の収入は2年続けて過去最高、自宅から通う学生は若干の減少となった。下宿生の食費は増えたが、自宅生は若干減った。全国大学生活協同組合連合会(大学生協連)が2月27日に公表した「2019年の学生生活実態調査結果」による。収入は増えたが、食費の占める割合は減っていて、教養娯楽費などにとられている状況だ。

大学生協連によると、下宿生の収入が増えたのはアルバイトの単価が上がったためとみていて、自宅生が減ったのは奨学金制度を使わなくなってきたためという。

もともと収入の増加によって食費や教養娯楽費が増える傾向にあったが、食費の占める割合で見ると、下宿生、自宅生ともに下がっている。大学生協連は18年の食費が収入に占める割合が高かった理由として、食事が栄養補給、コミュニケーションに必要なことが分かってきたためとみていたが、19年は減少傾向になった。

学生の暮らし向きは「楽な方」と回答した学生は58.8%で3年連続増加した。これから先の見通しも「よくなりそう」が21.3%。大学生協連の学生委員は、「暮らし向きが悪くなった」実感はないが、「良くなった」という実感もないとみていて、収入が若干増えることで一定の教養娯楽費を支出できているためという。(伊藤哲朗)

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