全国小売流通特集:インフラでは戦わない 食品クレート標準(通い箱)で循環物流

特集 小売 2010.07.29 10354号 44面
食品クレート標準では、まずは和日配商品のクレートで標準化を試みた

食品クレート標準では、まずは和日配商品のクレートで標準化を試みた

詰める商品の容量や寸法の違いで異なる数百種類の規格のクレートが流通しているという。写真はそのほんの一部だ

詰める商品の容量や寸法の違いで異なる数百種類の規格のクレートが流通しているという。写真はそのほんの一部だ

 日本スーパーマーケット協会、日本セルフ・サービス協会、オール日本スーパーマーケット協会の食品スーパー(SM)3団体と日本チェーンストア協会は、食品クレート標準(通い箱)の普及で循環物流を実現し、製配販のコスト負担の無駄を省く取組みを本格化した。製造から販売にかかるすべてのコストを負担するのは消費者との認識に基づくものだ。競争すべき分野と協働すべき分野とは、しっかり区別すべきという意思の共有を目指すのは、インフラを争いの対象にしないという新たな時代の意思の表れでもある。(川崎

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