各社とも「アイス飲用」の価値向上や訴求に知恵を絞るこの春夏季
伸長を続けていたコーヒー市場は17年、その勢いが一服した形となった。加速する共働き世帯や少数世帯の増加などの社会環境の変化を背景に、家庭内でのコーヒー飲用が減少し、リテール(家庭用コーヒー市場)は前年割れとなったもようだ。家庭内の消費構造や家庭外での消費機会の増加という変化が起きている。この春夏季は、伸長する家庭外での飲用ニーズの取り込みを図りながら、減少傾向にある家庭内での飲用を訴求する製品投入やコミュニケーションを各社とも展開する。「スティック」や「アイス飲用」「コーヒ