未来への羅針盤 食が紡ぐ共生社会:AI・人工衛星データを活用 「スマート農業」

カゴメの収量予測システムを導入している「いわき小名浜菜園」(福島県)の農地

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伊藤園が取り組む、AIを活用した「茶葉生育診断サービス」

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UCCハワイコナコーヒー直営農園における衛星画像解析イメージ(UCC上島珈琲)

UCCハワイコナコーヒー直営農園における衛星画像解析イメージ(UCC上島珈琲)

 サステナビリティな意識が高まる中、食品業界にとって、農業の持続可能性を実現する取組みは不可欠といえる。熟練が必要な作業の多さや高齢化による後継者不足など、農業が抱える課題は多い。その課題解決を目指し、AI(人工知能)やICT(情報通信技術)などを活用した新たな農業「スマート農業」に活路を見いだすため、各社の取組みが進む。日本の農業技術に「先端技術」を掛け合わせた「スマート農業」は、農作業における省力化や新規就農者の確保、栽培技術力の継承などが期待される取組みとなる。(本吉卓

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