内食増により「揚げる」「炒める」など汎用油からのシフトが進んだほか、生使いやスイーツ作りにも
食用油屈指の“万能選手”である、家庭用こめ油が伸長している。内食増を背景に20年の市場規模は100億円を突破、さらに21年も継続して好調を維持している。「炒める」「揚げる」「焼く」などの加熱用途で他の汎用(はんよう)油からのシフトが見られたほか、自宅でのパン、スイーツ作りやドレッシングなど向けでの生使いも拡大。「スーパービタミンE」で知られるトコトリエノールなど優れた健康価値や、油酔いやベタつきの少なさ、くせのない風味などの評価も依然として高く、21年も需要は引き続き高まる