寒天特集

◆寒天特集:本質的変化に視点置いた開発を

水産加工 2021.07.16 12262号 08面
20~21年製造期は好調な出だしが年明けから暖冬で暗転。製造量は前期並みにとどまった(茅野市のマルゴ商店、2021年1月)

20~21年製造期は好調な出だしが年明けから暖冬で暗転。製造量は前期並みにとどまった(茅野市のマルゴ商店、2021年1月)

 伝統と先進性を併せ持つ寒天。豊富な食物繊維による健康機能の認知度拡大、物性開発の進展による新市場の開拓などで堅調な需要を維持してきたが、長引く新型コロナウイルスの感染拡大による業務用市場へのダメージが積み重なり、厳しい業況に置かれている。原料用途で大きなウエートを占めている菓子関連は、土産・贈答ニーズが停滞したまま。内食化で家庭用デザート製品などは伸びを見せているものの、業務用のマイナスを補うには及んでいない。角寒天、細寒天の伝統的な天然製造も、20~21年製造期は出だしこ

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