寒天特集2024

寒天特集:伊那食品工業 新世代の需要創出へ

水産加工 2024.07.29 12797号 09面
1万人以上が訪れ大盛況だった6月の「かんてんぱぱ祭」(伊那市の伊那食品工業本社)。好天に恵まれ、ところてんの無料サービスには行列ができた

1万人以上が訪れ大盛況だった6月の「かんてんぱぱ祭」(伊那市の伊那食品工業本社)。好天に恵まれ、ところてんの無料サービスには行列ができた

そのまま盛り付けできるカップ容器にリニューアルした夏限定の「かんてんぱぱ寒天屋のあんみつ」

そのまま盛り付けできるカップ容器にリニューアルした夏限定の「かんてんぱぱ寒天屋のあんみつ」

 ●健康、環境志向進む 海外市場に拡大余地
 寒天の世界シェアでトップを誇る伊那食品工業。さまざまなゼリー強度や粘り、食感を表現できる業務用製品、「健康」と「ちょっと手づくり」がコンセプトの家庭用アイテムなどを多彩に展開している。「新しい世代の消費者らに、どう寒天を伝えていくか」と、塚越英弘社長。「商品力はもちろんブランド力、発信力を高め、国内外で需要創出を目指す」と話す。
 可能性を感じているのが海外市場で「健康や環境への配慮

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

  • 寒天特集2024

    寒天特集2024

    水産加工

     夏の需要期を迎えている寒天。多彩なゼリー強度や食感を表現できる粉末寒天、冬場の寒気を生かした製造方法で手掛ける角(棒)寒天、細(糸)寒天など、伝統と先進性を併せ持つ。その足元が今、大きく揺らいでいる。寒天の原料である海 […]

    詳細 >