味噌特集=味噌の効能、塩分摂取と味噌汁、辻啓介氏の講演から
食の多様化が進むなかで、味噌の消費が激減している。伝統食品の宿命ともいえるが、その“復権”をめざして、さまざまな取り組みがスタートしている。マスコミを対象にしたセミナーもそのひとつだが、このほど国立栄養研究所の辻啓介食品栄養評価研究室長の講演(塩分摂取と味噌汁)もその一環。これまで、味噌(汁)の成人病予防効果などが各大学の研究室や公的機関で指摘され、マスコミをにぎわせながらも、消費減退パターンが続いた。その主因のひとつでもある塩分問題に、新たな角度からスポットをあてたのが同氏