『マクドナルド化する社会』早稲田大学出版部
合理化のモデルはレストラン業界のみならず、アメリカ社会、そしてついには世界に革命を起こし始めたファストフード・レストラン(FFR)“マクドナルド”と直感した著者は、ウェーバーの合理性理論を結びつけ「マクドナルド革命は何をもたらすのか?」を自らに問い、一九八〇年に「社会のマクドナルド化」と題する論文を著した。それから一〇年が経ち、FFRの増殖はもちろんのこと、ほとんど全ての制度(例えば教育、スポーツ、政治、そして宗教)がその展開にマクドナルドの原理を応用して普及していた。マクド