容器包装バリアフリー進む、牛乳パックでJAS新基準
農水省は日本農林物資規格(JAS)の品質表示基準に、バリアフリー対策を初めて盛り込む。牛乳の紙パック容器の上部に半円形の「切欠き」をほどこして、視覚障害者が識別しやすくする方式を規格化する。ジュースやお茶などとの区別を可能にする。2月中にもJAS調査会で具体的な基準作りの検討を終え、今秋にも告示する。ヨーグルトなど他の乳製品や、スープなどにも応用できないかも討議する。全国で三一万人といわれる目の不自由な人に配慮した。包装・容器のバリアフリー進展へ、地盤作りが進む。