食品ヒット大賞特集:ロングセラー賞=グリーンガム(ロッテ)
戦後日本の欧米化を見て、チューインガムが必ず日本人に受け入れられると考えたロッテは一九四七年(昭和22年)、チューインガムの製造を開始した。風船ガムのヒットを連発していたロッテが、一九五七年(昭和32年)満を持して発売したのが、二〇円の「グリーンガム」である。天然チクルの滑らかな噛み心地に加え、クロロフィル(葉緑素)を配合、さらに嗜好品として風味(ペパーミント)を備えた「お口のエチケットガム」として、デートを楽しむ若者を中心に爆発的な評判となった。翌年からスタートしたTV番組