三菱商事、ローソンを傘下に、商社主導の再編急
伊藤忠商事とファミリーマート、住友商事と西友、丸紅とマルエツに続き、CVS業界第二位のローソンが三菱商事の傘下に入った。ダイエーが再建計画の一環からローソン株式約八%を三菱商事に譲渡したことで、三菱商事は二七・九%を保有するローソンの筆頭株主になった。これを機に新店開発、商品開発、物流、情報などCVSチェーン事業全般でローソンを支援していく。商社は消費者との接点である小売業を囲い込むことで、消費者起点の企業体質への転換を急いでいる。一方、小売業界は外資進攻、同業異業態との競争