ハークスレイHD 多角化で切り開く食の未来

ハークスレイHD:物流・食品加工事業=シナジー生み出し中核に

ホソヤコーポレーションの「ほぼ、ぎょうざ」

ホソヤコーポレーションの「ほぼ、ぎょうざ」

稲葉ピーナツの「クレイジーソルトナッツ」

稲葉ピーナツの「クレイジーソルトナッツ」

Jリーフでは日産3万株のリーフ系レタスを完全無農薬で栽培

Jリーフでは日産3万株のリーフ系レタスを完全無農薬で栽培

成長ドライバーに位置付ける「物流・食品加工事業」の中で、中核的な役割を果たしているのがアサヒL&Cだ。同社は全国11ヵ所の物流拠点を有し、700店舗以上あるほっかほっか亭への安定した食材供給を実現させている。精米センターも稼働させており、精米したてのコメを高頻度で納品することで「ほっかほっか亭のご飯はおいしい」という評価を確固たるものにしている。自社のカミサリーで製造する唐揚げは社内供給用のほかSMやCVSでも多数採用されており、特製カレーやドレッシングなどの外販向け商品も人気となっている。

22年にグループとなった豆菓子製造の稲葉ピーナツは、「おいしさ」を追求する飽くなき探究心の下、業界初の窒素ガス充填袋導入や独自のコーティング製法開発など、前例のない手法を積極的に取り入れて商品の高付加価値化を実現させてきた実績を持つ。クレイジーソルトと6種のハーブをブレンドした「クレイジーソルトナッツ」は、同社を代表する人気商品として広く流通している。同年に迎え入れた谷貝食品も多彩なナッツ製品を製造しており、素材の味わいを生かしたドライフルーツや野菜チップスなどにも定評がある。両社が手掛けるナッツやドライフルーツは世界各地で需要が見込める食品であり、かつ昨今の健康志向にもかなうことから輸出の可能性も模索している。

24年に加わったホソヤコーポレーションは、チルド中華惣菜を中心に事業を展開している。現在は旗艦商品である「贅沢焼売」を主役にした「シュウマイ弁当」をほっかほっか亭で販売しており、商品開発の連携や販路の相互活用を通じて効果的なグループシナジーを生み出している。好調な業績と惣菜市場の拡大を鑑みて、ライン増強も計画している。

2月にグループインしたJリーフは、国内最大規模の完全人工型植物工場を運営している。気候変動などの外部環境に左右されない生産が可能となるため、HD全体におけるフードバリューチェーンの強靱化に大きな期待が掛けられている。同工場で栽培するレタスは緑黄色野菜に分類される栄養価の高さがあり、健康ニーズを満たす食品の一つとして今後の需要拡大が見込まれる。

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