柿の種ピーナツ比率変更は大ごとに…賞味期限や保存方法の見直しも

「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え!国民投票』」結果

「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え!国民投票』」結果

米菓売上げナンバーワンの「亀田の柿の種」で、ピーナツのベストな比率を問う国民投票の結果が集計された。応募総数25万5903票の中から最も得票率が高かったのは、柿の種7対ピーナツ3だった。亀田製菓は今後、長らく愛されてきた重量比ベース6対4からの比率変更に踏み出す。

同社は10月1日~11月27日の期間、「亀田の柿の種」(200g6袋詰)の意見を広く聞くため、中身の柿の種とピーナツの比率について計11択の中から投票してもらう「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え!国民投票』」を実施した。TVやラジオ、ネット上でも話題となり、SNSなどでの討論など多くの反響があった。

「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え!国民投票』」結果

同社が柿の種にピーナツを入れて販売してから約53年のロングセラー商品で、当たり前に自宅にあるような存在になっている。一方で、長年のベストな比率6対4を疑ってこなかった。同企画は、今年9月からイメージキャラクターに起用したマツコデラックスが、TVCMなどを通じて発信する「私、亀田を変えたいの。」をスローガンに実施した。

同社の担当者は「順位が気になって心中穏やかではなかった」とコメント。新比率の再検討は、賞味期限や保存方法を見直す大ごとでもある。今回のキャンペーンで、26万票近い応募があり「感激している。投票以外にもこんな柿の種があったら良いなどうれしい意見もあった」と今後の開発にも生かす考えだ。

「亀田の柿の種」

投票は10対0から0対10まで、計11択の中から、ツイッターやLINE、はがきから応募。その結果、第1位は7万5598票(得票率29.5%)の柿の種7対ピーナツ3だった。2位は大きく差が開き4万8505票(同19.0%)の8対2、現行の6対4は第3位の4万5693票(同17.9%)。

同社では、賞味期限や保存方法など、さまざまな検討事項があるため慎重に確認を行い、安全・安心でよりおいしい「亀田の柿の種」にするよう比率変更に踏み切る。この取組みは、Webサイト(https://www.e-kakinotane.com/campaign/hiritsu)や公式SNSアカウントで随時公開する予定だ。

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