旭松食品、5月めどに埼玉工場を閉鎖 納豆事業低迷で
【関西】旭松食品は1月28日、主力事業の納豆で、今年5月をめどに埼玉工場を閉鎖し、約3割の販売ウエートを占める関東・東海・北陸地域からの撤退を決定した。今後販売エリアは、近畿以西と長野・山梨県のみとなる。納豆は近年、市場縮小と厳しい販売競争で単価ダウンが進んでいる上、原料北米産大豆(ノンGMO)価格が作付け面積減で高止まりするダブルパンチを受け、厳しい経営環境に置かれている。今回の撤退エリアでは同社が後発組であることもあり、著しいシェア低下に見舞われ「業績回復が見込めない」