豆乳、健康志向で成長続く 商品開発やPRが活発化

飲料 ニュース 2019.07.22 11912号 01面
豆乳を日常的に摂取する消費者が増加

豆乳を日常的に摂取する消費者が増加

健康志向の高まりを背景に、豆乳市場が活況を呈している。飲用に加えて料理への利用が徐々に浸透したことで、豆乳を日常的に摂取する消費者が増加した。メーカー各社も定期的に新商品を市場に投入し、積極的なプロモーションで消費を刺激する。日本はもちろん世界的に見ても豆乳市場は拡大傾向にある。(涌井実)

日本テトラパックによると、18年の世界の豆乳消費量は486万4000kl。近年は年率2%で成長している。消費量は19年以降も右肩上がりで増え続け、21年には520万klを超えると予想される。

消費量世界第3位の日本でも豆乳は中長期的に一定の成長が見込める有望市場だ。日本豆乳協会の調べでは、日本国内における19年上半期(1~6月)の豆乳生産量は19万2000kl(前年比11.5%増)。通年では過去最高となる40万t超えが見えてきた。生産量は10年間で約2倍に拡大しており、成長が鈍化する兆しはない。

メーカー各社も新商品やプロモーションで市場を盛り上げる。

キッコーマン飲料はイベントやSNSなどを活用し、豆乳飲料を紙容器ごと凍らせて食べる“豆乳アイス”の定着を図る。冬場の新習慣としては豆乳を温めて飲む“ホッ豆乳”を提案。豆乳アイス同様、消費者とのタッチポイントを増やしてPRする。8月26日には豆乳飲料の新フレーバーとして「きなこ餅」と「黒糖生姜」を発売する。

マルサンアイは、9月21日に豆乳飲料「花香(ファンシャン)ウーロンティ」と「ほうじ茶」を発売。茶系飲料フレーバーで豆乳の新しい可能性を探る。新商品を含む小売流通商品では、プレゼントキャンペーンも実施する。豆乳を植物性乳酸菌で発酵させた「豆乳グルト」シリーズは、飲食店とのコラボメニューで機能性をPRする。

「SOYBIO(ソイビオ)」ブランドの豆乳ヨーグルトを展開するポッカサッポロフード&ビバレッジは、店頭でのプロモーションに集中してトライアル需要を喚起。6月に首都圏限定で発売したドリンクタイプは9月17日から全国展開する。「ソヤファーム」ブランドの豆乳飲料はパッケージデザインをリニューアル。9月30日には「あずき」を加え、ラインアップを強化する。

ふくれんは3月に発売した「豆乳でつくったのむ豆乳ヨーグルト 博多あまおう」の定着を図る。原料に九州産ふくゆたか大豆やブランドイチゴを使用する強みを訴求する。8月1日からはプレゼントキャンペーンを行い、需要の底上げを図る。

日本豆乳協会も消費を後押しする。「いつでも、どこでも豆乳生活」をテーマに掲げ、全国の高校で大豆や豆乳に関する講義を行う「移動食育教室」や豆乳のサンプリングを実施。高校生向けのレシピコンテスト「豆乳レシピ甲子園」なども開催し、若年層を中心に豆乳の魅力を発信する。

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