ヒットの兆し:ハナマルキ「透きとおった甘酒」 割り材・料理にも使える

飲料 ニュース 2020.02.14 12013号 01面

ハナマルキが展開する「透きとおった甘酒」が2月1日に全国発売される。これまでは首都圏での限定販売だったが、「粒がなくて飲みやすい」「割り材や料理に使えて良い」という声に後押しされ、販売エリアを拡大する。汎用(はんよう)性が高いため、さまざまなシーンで目にする機会が増えそうだ。

同商品はゴールドに輝く透明の甘酒。米麹甘酒を独自技術で丁寧に搾り、伝統飲料に新たな価値を加えた。甘酒特有の粒感やトロッとした食感がないすっきりとした味わいが特徴で、砂糖や保存料は使用していない。ノンアルコールのため、幼児や妊婦でも安心して飲用できる。

炭酸水やトマトジュースなど他の飲料と組み合わせれば、色や質感を変えることなく新しい健康飲料として楽しめる。バーや居酒屋ではアルコール飲料の割り材として使用できる。砂糖の代替として料理に使う消費者も少なくない。商品特性を生かした使い方や飲み方は千差万別だ。

認知拡大のため昨夏は神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜で500本の無料サンプリングを実施。オリジナルカクテルも販売し、夏のビーチを盛り上げた。日本在住の外国人が選ぶ「おもてなしセレクション2019」では金賞に輝くなど、そのポテンシャルは高い。

全国展開を機に味質やパッケージを一部変更し、“古くて新しい”日本の伝統飲料が全国デビューを飾る。(涌井実)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介