学校給食用牛乳パック、高知県3分の2でストローレスに 日本製紙が供給

小型の牛乳パックがストローレスに

小型の牛乳パックがストローレスに

 高知県内の多くの学校の給食用牛乳パックが、21年1月から日本製紙のストローレス紙容器に切り替わる。同県における学校給食用牛乳の約3分の2を供給するひまわり乳業が小型牛乳、乳飲料、乳酸菌飲料などに業界で初めて採用した。

 新たに採用されるのは、日本製紙が開発したストローレス対応学校給食用紙パック「School POP」。小型容器市場でニーズの高いストローレス化を実現した紙パックで、使い捨てプラスチックを削減する環境配慮型の紙容器だ。このほどひまわり乳業が採用を決めたことで、高知県内の学校給食用牛乳の紙パックの3分の2がストローレスになる。

 高知県の学校給食用牛乳の紙パックは年間約600万個消費されている。ストロー1本の重量が0.5gとすると、年間約3tの樹脂が使用されている計算だ。低学年の児童など必要に応じてストローを継続使用することを考慮しても、同地域のストロー使用量が3分の1減少すれば約1tの樹脂使用量を削減することになる。(涌井実)

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