浮遊培養中の完全養殖クロマグロの細胞(写真提供:Umami Bioworks)
マルハニチロは、細胞性水産物の事業化に向けて協業しているUMAMI Bioworksと細胞性クロマグロの共同開発契約を昨年12月に締結し、25年から本格的な開発に着手した。マルハニチロが取り組む完全養殖クロマグロから採取した細胞を培養するため、海洋資源への負荷を軽減。切り身や刺し身に成型するなどの知見を、今後積み重ねていく。両者の協力体制をより強化し、細胞培養技術確立によって良質なタンパク質の安定供給を目指す。
世界中で高まる水産物需要に対し、次世