食料自給率 24年度横ばい着地 生産減、コメ消費増で補う
コメの不足・高騰が国内食料自給率に影響を及ぼしている。農林水産省の集計によると、24年度は多くの農畜水産品が天候不順などによる不作・不漁によって自給率を落としたが、全品目合計のカロリーベースの自給率は前年並みの38%を維持した。コメの消費量の増加が全体を支えた格好だ。一方、コメや野菜の高騰で生産額ベースの自給率は前年比3ポイントの大幅上昇(64%)となった。
カロリーベースの自給率は旧食糧管理法が廃止された95年度から低下傾向をたどり、10年度以降