東京鮨研究会が全国すし技術競技大会開く

1992.08.17 10号 6面

東京鮨研究会(会長・斉藤雅生氏‐すし八千代社長)主催の「第11回全国すし技術競技大会」が今年も11月12日、東京・台東区浅草ROXニューオータニ会館で開催される。

参加者は東京鮨研究会、周りの会、全国すし研究会の会員各社で、札幌から西は大阪まで約七〇〇名が出席、日頃の修業ぶりを披露する。

競技内容は ①笹切 ②巻物折詰 ③巻物五種 ④早巻競争 ⑤早握り競争 ⑥早喰い競争 ⑦江戸前にぎり ⑧刺身盛込みの八部門。

すし関係では最高の技術と最大の規模をもつ競技大会で、審査員は栄鮨・岸田重利、銀座すし栄・倉田桂二郎、日乃出寿司・今里明弘、築地玉寿司・中野里孝正、金太樓鮨・間根山貞雄、志のだ寿し・深井良治、すし田・佐田勉の各社長など、寿司界の幹部と関係食材メーカー代表などが担当する。

最高水準の「刺身盛込み」では二名一組制限時間二〇分で新鮮さ、豪華さ、清楚さ、値打ち、盛付け、彩どり、器の選択、飾り花、食欲のそそり度、種の選び方、包丁の切り口と、刺身の立て方、妻物の使い方、山葵(ワサビ)の忘れ、総体の出来映えなど、厳しいチェックをうける。日頃の腕を発揮した各上位三人ずつを表彰する。

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