柿子ワインを発売(かつらぎ町農協)
《柿子ワインを発売 かつらぎ町農協 》 和歌山県伊都郡かつらぎ町農協では、特産の柿で作ったワイン「柿子(シーツ)ワイン」を発売した。三六〇㍉㍑、七〇〇円。
これは、同農協が四年の歳月をかけて研究開発したもので、原料は完熟した「平核無がき」に酵母を加え、アルコールや水をいっさい使用せず約一年間自然発酵させたものである。
特徴は、無色果実一〇〇%ワインで、甘辛の程度により五種類あり、ビタミンC、タンニンが多く含まれていることから、二日酔、悪酔の予防や、美容や胃腸の働きを助ける効果があるといわれる。
同農協では、柿ワインの商品化により、ワインの原料となる商品価値の低い二級品の柿の有効利用と、柿の消費拡大にもつながることから、販路の拡大に期待している。
連絡先‥伊都郡かつらぎ町丁の町、かつらぎ町農協企画、0736・22・0550。
(農林水産省統計情報部「農林漁業現地情報」から)