ここがツボ売れる惣菜(13)お餅をおやつに
新春の惣菜デリの商品といえば「餅」ではないだろうか。餅といえばスーパーに山ほど積んであって、昔ほど珍しくもなくなった材料だが、これを上手に商品化できないものだろうか。
昔は臼と杵でついた餅だが、あなたの家には餅つき機が眠っていませんか。押し入れの中に転がっているはず。これをひっぱり出して、自家製の餅を作って調理して売り出すのはいかが。
もち米は各地の上質なものを使うべし。餅つき機を使うのだから、餅を作るのもそんなにむずかしくないはずだ。これで次のようなメニューを作る。
(1)つきたて餅=小丸餅にするとよい。
(2)納豆餅=つきたての餅を小さくちぎって丸め、味付けしたひき割り納豆とあわせる。
(3)ずんだ餅=冷凍枝豆の豆をすりつぶし、砂糖で(塩少々加える)甘くした枝豆あんを作り、これを小さくちぎった餅とあわせる。
(4)ごま餅=すりごまに砂糖(塩少々)を加えてちぎった餅にあわせる。
(5)きな粉餅=甘くしたきな粉を、ちぎった餅にあわせる。
(6)焼き餅=焼いた餅に甘醤油(醤油と赤ざらめをあわせて火にかけて溶かしたもの)を塗り、海苔を巻く。
餅をベースにした昔懐かしい「おやつ」を作るのだ。
なに、おはぎがない? そうなのです。おはぎを作りたいのですが、菓子製造業の許可を持っていないので遠慮しているのです。
だから、おはぎ以外の餅料理を作ったというわけです。おわかりですか。
さて、こうした餅料理に使う餅は、すぐに冷えて硬くなるのが欠点。出来たてだけならいいのだが、一日は軟らかさを保ってもらいたいものだ。
そこで、機械が餅をつく時になったら(機械はもち米を蒸してから、つく作業に入る)蒸し上がったもち米の上に、上白糖を蒸し上がったもち米の二%の重量を上からぱらぱらとふり入れて、餅をつくスイッチを入れるとよい。
餅は多少甘くはなるものの、保水性がよくなって一日は軟らかさを保つはずだ。飛ぶようには売れないかもしれないが、売れた分の売上げは必ず今までの売上げにプラスになるはず。POPには「自家・つきたて!」の文字を入れて売りたい。餅が残ったらどうするかって? 味を付けていない白い餅の場合だったらいなりの袋に入れておでんに入れてもいいのではないか。もちろん甘辛に煮込んでもいい。
(惣菜産業新聞より転載)














