花も実も・売れっ子!惣菜・弁当の名店:サザエ食品

2001.03.05 223号 24面

◆照り焼き弁当

メーンディッシュであるチキンの照り焼きに、エビフライやコロッケなどの揚げ物が加わるボリューム満点の弁当。男性からの人気が高く、リピーターに飽きられないよう揚げ物の種類を定期的に変え、ご飯も白米や五目など変化をつけている。

ちなみに同社は「おはぎ」の製造販売からスタートし、現在は弁当や惣菜、お菓子などさまざまな商品開発を手がける。その販売店はデパートやスーパーのテナントを入れると一〇〇店以上にもなり、道内外のファンから「サザエさん」の呼び名で親しまれている。

◆おにぎり弁当

同社のおにぎりの中で最も売れている「エビ天」と二番人気の「五目」をセット。単品でこの二つを買った場合の価格は三一〇円で、七〇円プラスすればザンギやソーセージなどの惣菜が楽しめるというお得感が好評だ。

エビ天はプリッとした食感を出せるよう丁寧に揚げ、同社独自に開発した「天丼のタレ」で味付けられる。ほどよい甘辛風味のこのたれが人気の理由で、ご飯との相性もいい。

また、おにぎりは客からの要望に応じて、鮭や梅など店舗に並んでいる商品との入れ替えが可能なスタイルをとっている。

◆天丼

ナス、ピーマン、キス、エビといった天ぷらの定番メニューに、同社自慢の「天丼のタレ」をたっぷりかけた人気弁当。揚げ物なので、「できるだけ温かい品を提供したい」とバックヤードにある調理場でランチタイムぎりぎりに調理している。が、「冷めてもおいしい」と特に女性からの人気が高く、昼時に加えて夕方も数が出る。

天ぷらの下にある白米が見えないくらいに大きな具も好評だ。ほかに五八〇円の天丼重と三九八円のミニ天丼があり、オフィス街という立地を考慮しながら曜日に応じて三種類のうちの一つを提供している。

◆こだわり食材

サザエ食品のこだわりは「家庭料理」にある。例えば同社の始まりである「おはぎ」は、味に加えて大きさも「たくさん食べさせてあげたい」という母親の気持ちになってボリューム感をもたせている。他の食品も同様で、家庭の味と満腹感を常に意識。

そして味へのこだわりの集結ともいえるのが、同社オリジナルの「天丼のタレ」。ほどよい甘辛風味は飽きがこなく、天ぷらが冷めてもおいしく後味も悪くないと客から好評だ。

◆サザエ食品の売れ筋ベスト5

1位・おにぎり弁当(三八〇円)三〇食

2位・日替わり弁当(三八〇円)二〇食

3位・照り焼き弁当(五〇〇円)一五食

4位・天丼(三九八円、四八〇円、五八〇円)一五食

5位・幕の内弁当(五〇〇円)一三食

◆「サザエ食品」=札幌市中央区北四条西2丁目さっぽろ東急百貨店地下1階、011・212・2647

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