東京ディズニーシー9月4日オープン、酒類も10施設でOK!充実の食空間

2001.09.03 235号 11面

「東京ディズニーシー」(所有・経営・運営=(株)オリエンタルランド、千葉県浦安市、047・305・5111)は9月4日、一体となったホテル「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」と同時にグランドオープンする。東京ディズニーシーの設計規模は年間約1000万人、「東京ディズニーランド」(2000年度約1700万人)と合わせて年間2500万人の入園者を見込む世界最大級のテーマパーク。71.4ヘクタールの敷地に、23のアトラクションと33の飲食施設、32の物販施設で構成。総事業費も3380億円(ホテルミラコスタ建設費含む)と、不況下の日本経済の中で、注目度とともにすべてにおいてビッグである。

今から一八年前の一九八三年に東京ディズニーランドがオープンし、“テーマパーク”という言葉が生まれた。その東京ディズニーランドと今回の東京ディズニーシーを核施設に全七施設で構成するこの巨大エンターテインメントは、それぞれが異なるテーマをもつ、テーマパークを超えた「テーマリゾート」と運営会社の(株)オリエンタルランドは話す。

東京ディズニーシーは、海にまつわる物語や伝説からインスピレーションを得た新しいテーマパークで、人々の中にある冒険心を奮い立たせてくれる。

園内は、二〇世紀初頭のニューヨークとケープコッドの「アメリカンウォーターフロント」、アラビアンナイトの世界を旅する「アラビアンコースト」など七つのポート(寄港地)で構成。ゲスト(お客)はアトラクションやライブエンターテインメント、食事やショッピングを通じてアドベンチャーやロマンティックな物語を体験できる。

飲食施設は全部で三三施設。和・洋・中をはじめ、中近東やメキシコ料理などバラエティーに富んでいる。中でも二つのラウンジを含むテーブルサービス六施設とバフェテリアサービス三施設、ブッフェスタイル一施設の一〇の飲食施設内でアルコール飲料が飲めるというのが東京ディズニーシーの大きな特徴で、「食事そのものも楽しんでいただきたい」((株)オリエンタルランド、荒井幸夫スポンサー業務部長)との願いからでもある。

また、「カフェ・ポルトフィーノ」をはじめ、すべての飲食施設で、テラスや窓から店舗と海が一体となった物語の風景を眺めることができ、メニューだけでなく、外装や内装、備品や食器までがそれぞれのテーマで統一された雰囲気の中で食事をとることができる。

東京ディズニーシーのパークチケット料金は、1デーパスポートが大人(一八歳以上)五五〇〇円/中人(中学生・高校生、一二~一七歳)四八〇〇円/小人(幼児・小学生、四~一一歳)三七〇〇円。2~4デーパスポートもあり、2デーは東京ディズニーランドと一日ずつ、3および4デーパスポートは三、四日目の一日の中で両施設の行き来が可能となっている。

◆飲食施設参加企業

キッコーマン(株)「レストラン櫻」/キリンビール(株)「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」/日本コカ・コーラ(株)「海底2万マイル」「ケープコッド・クックオフ」/日本水産(株)「ホライズンベイ・レストラン」/ハウス食品(株)「カスバ・フードコート」/プリマハム(株)「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」/明治乳業(株)「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」「アイスクリームワゴン」/山崎製パン(株)「セイリングデイ・ブッフェ」/UCC上島珈琲(株)「カフェ・ポルトフィーノ」「マンマ・ビスコッティーズ・ベーカリー」(五十音順)

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