日本フードスペシャリスト協会、「食の専門職」育成へ
日本フードスペシャリスト協会(東京都港区、電話03・5476・6860)は、フードスペシャリスト資格制度の一層の充実を図るため、平成16年度の事業計画で、大学、短期大学に対しフードスペシャリスト養成課程の認定や資格認定試験をさらに推し進めるほか、フードスペシャリスト養成課程の教科内容の充実、研修事業の実施、新聞や雑誌などでフードスペシャリストのPR、食品企業への広報活動の強化など、多彩な活動を行っていくことになった。
フードスペシャリストとは、「食」に関する専門知識・技術を身につけ、消費者などに品質、安全性、機能性、栄養と健康などの情報を的確に伝えられ、またレストランなどで快適な飲食ができるよう食空間をコーディネートでき、「食」に関する消費者クレームを処理できるなど、食の専門職に与えられる資格。
フードスペシャリストの資格認定証は同協会が認定した大学、短期大学の養成課程で必須科目二一単位以上を修得のうえ、協会が各認定校に委託して実施する認定試験に合格した者に交付される。
16年度の事業計画では、フードスペシャリスト養成課程の認定校が16年度開設で一七八校(大学五三校、短期大学一二五校)のため、さらなる認定校の開設を進めていく。資格認定試験は12月19日に決定、受験生六五〇〇人を見込んでいる。今回からフードスペシャリストの合格者には資格認定証を交付する。フードスペシャリストの広報活動にも力を入れ、パンフレットの発行やホームページの充実、新聞や雑誌へのPR広告などを徹底、就職率が高まるよう、食品企業、外食産業などへの告知を図る。
また、調査研究活動では、養成課程のカリキュラム・教科内容の充実、認定試験の問題作成および出題内容に関する研究、フードスペシャリスト資格取得者の就職状況の把握、「食」に関する資料の収集などを行っていく。
フードスペシャリスト養成課程大学、短期大学の担当教職員を対象に8月26~27日の二日間、神戸市の神戸女子短期大学で研修会を実施する。
同協会田村真八郎会長は総会で「フードスペシャリスト養成課程を開設し、認定試験を年一回実施して、今年で六年目を迎えた。一応の安定期とはいえ、積極的な取組みをしなければ、ジリ貧の危険もある。ポイントは資格者の就職先企業の評価で、本当に役立つ人、との認識を持っていただくことが大事。評価されるフードスペシャリストの育成に力を注ぎたい。また、協会事務局の拡充を図り、積極的な広報・事業活動を展開していくことが肝心だ」と述べた。













