エバラ食品工業、上海に海外子会社を設立 業務調味料を製造販売

2005.06.06 301号 7面

エバラ食品工業(株)(横浜市西区、電話045・314・0121)は5月12日、海外子会社の「荏原食品(上海)有限公司」設立を正式に発表した。同社は今年2月に海外子会社の申請手続き開始を発表したが、4月27日に中国・上海市から許可が下り、正式な海外設立の決議となった。

荏原食品(上海)有限公司は、中国・上海市を中心とするエリアに向けて、主に業務調味料を中心とした製品を製造し、販売する計画。スタート当初は、業務用調味料の中でも、特に同社の国内で蓄積された技術・ノウハウが生かせ、かつ中国市場で需要拡大が見込める「液体がらスープ」の製造販売を行う予定。将来的には、その他の業務用製品分野も視野に入れて事業拡大を目指していく。

生産体制は、上海市宝山地区にある生産設備をリースする形態で開始し、特に品質管理、安全管理面では、日本同様の高いレベルを維持することを目指す。

海外子会社の概要は次の通り。

▽商号=荏原食品(上海)有限公司▽本店所在地=中国上海市宝山区潘広路699号▽代表者=溝口和年菫事長(エバラ食品工業(株)取締役)、浅野高幸総経理(同社員)▽資本金=380万米ドル▽出資構成=エバラ食品工業(株)100%▽主な事業内容=中国国内における調味料の製造販売▽決算期=12月▽事務所=中国上海市静安区寧路445号180号(営業事務所)▽従業員=平成17年6月から上海現地スタッフの雇用活動を開始する。

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