トップが語るわが社の秘策 ほっかほっか亭総本部・田渕道行社長

1996.01.01 92号 19面

(1)九六年度の景気は昨年度に比べてややよくなるかも知れないが、目に見えた上昇はないだろう。

これからの日本経済はゆるやかな伸びか、安定成長時代に入ったとみるのが妥当だ。企業の成長にしても前年比一〇〇%の伸びが精いっぱいで、二~三%増であればよくがんばったという評価だ。

当社の場合も店舗数が11月末で二九一一店(全店FC、前年比約一〇%増)、売上げは九六年2月期見通しで一五〇〇億円(同七%増)、既存店の伸びが鈍化しているが、新規出店で全体の売上げを引き上げているということだ。

(2)当社の店舗展開はすべてFC出店だが、年間二〇〇店のペースで推移しており、今年度も新規に二〇〇店を上乗せする計画だ。FC展開はもちろん北海道から九州、沖縄まで全国規模で行っており、東部、関西、九州の三地域本部に分け、さらにその下に地区本部や事業部を配して、きめ細かく推進している。

FCオーナーは一〇〇〇人ほど、少ない人で二、三店、多い人で二〇店くらいをサブチェーン化しており、FC展開については比較的順調に推移している。

(3)既存店の営業戦略については、店舗のリニューアルやオペレーションの見直しなどで、手を打ってきている。

同業他社との差別化、また、コンビニの弁当販売などと競合する状況において、どう集客力を発揮していくかということに尽きてくるわけだが、しかし、わが社においては目先の考えに走らず、あくまでも質の面で消費者に店の存在をアピールしていきたい。

創業の精神である「損得より、お客様に喜ばれる商品(サービス)の追求」。すなわち、Honesty(まじめに)、Hot(常に温かい弁当)、Heart(心をこめて)という「3H」の信念に忠実に、弁当ビジネスを推進していくということだ。

九六年度売上げで七~八%前後の伸びを見込んでいる。

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