オマールエビといえば、最高級とされるブルターニュオマールと、カナダ産も含むアメリカンオマールがよく知られるところだ。漁獲量僅少のブルターニュオマールは、高価なだけにレストランは限定される。相反し、アメリカンオマール、カナダオマールが市場の九〇％を占める。現在では手ごろな価格で入手でき、また、違和感なく受け入れられてきたが、一五年前には伊勢エビ至上主義から、オマールエビは化け物扱いだったという。身近になったオマールだが、ライブ需要が六に対し冷凍四の比率でライブの人気は高い。冷凍は、ライブの品薄時の代替として利用されるが、これらを積極的に利用することで、九八％は洋食で占められるマーケットが中華、和食にも広がる可能性大である。

■材料　オマールエビ、生ウニ

■作り方

（１）　オマールエビを半分に割り、酒を振って白焼きにする。

（２）　（１）に焼だれを三～四回かけ、生ウニを乗せてオーブンで焼き上げる。

■ワンポイント　オマールエビの淡泊な味と、ウニのこってりした味が意外にマッチする。

■ワンポイント　オマールエビの身はサッと湯通しして氷水で引き締める。はさみははずして脇にあしらう。造りの見た目が斬新。身だけなら伊勢エビといっても分からないくらいだ。

■材料　山芋、青ネギ、ソース（マヨネーズ、ケチャップ、タバスコ、リーペリンソース）

■作り方

（１）　山芋をすりおろし、クレープ状に焼く。

（２）　（１）に半生状態のオマールエビのテール身を入れ巻き込む。

（３）　たれを混ぜ合わせ（２）にかける。

■ワンポイント　うまみを生かすため、オマールエビに火を入れすぎない。

■材料　オマールエビ、黄ニラ、ブロッコリー、ニンジン、白マイタケ、合わせ調味料（酒、うま味調味料、水片栗粉、砂糖、スープ）

■作り方

（１）　オマールエビのテールと爪をぶつ切りにし、塩、コショウして片栗粉をまぶす。

（２）　適当に切った野菜と（１）を油通しして、合わせ調味料をいれサッと炒める。

■ワンポイント　オマールエビの触感を損ねないよう手早く火を入れる。エビに比べてボリューム満点、しかも割安。