今、あらためて話題のロングセラー:浜木綿「台湾糸巻パン」 新たな名古屋発・台湾グルメ
●外はサクッ、中は糸状でフワッ ビリギャルも大好物
「台湾ラーメン」「台湾まぜそば」など名古屋発祥の台湾グルメが全国的に広まっている。
その名古屋を中心に36店舗の中国料理店を展開する「浜木綿(はまゆう)」が1967年の創業以来の看板商品として提供している「台湾糸巻パン」もそんな台湾グルメ・メニューの一つだ。
だが「台湾ラーメン」が名古屋発祥なのに対し、「台湾糸巻パン」の起源は台湾。現地では「銀絲巻(インスーチェン)」と呼ばれ、スーパー、コンビニでも売られているポピュラーな商品だ。糸状にカットしたパン生地を束ね、パン生地に包み込んで油で揚げた、断面が糸を詰めたように見えるパンだ。
この「台湾糸巻パン」は、「ビリギャル」として映画化もされたベストセラー本『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のモデルとなった名古屋出身のさやかさんの受験勉強を支えたというエピソードがある。先ごろ行われたプレスセミナーではさやかさんが登場し、「3世代に渡る浜木綿ファンで、子供の頃から台湾糸巻パンを食べて育った。外はサクッ、中はフワッというおいしさの表現があるが、私にとってのサクフワッは浜木綿の台湾糸巻パン」と愛着を語った。
「浜木綿」では店舗以外でも単品販売で全国販売を考えているという。