業界TOPICS:「スガキヤ」の新業態オープン 若年層向け「スーちゃんハウス」
●若年層向け「スーちゃんハウス」
中部地方を中心にラーメン店「スガキヤ」などを282店舗展開する名古屋市のスガキコシステムズは24年12月、市内のテックランド星が丘に新業態「スーちゃんハウス」をオープンした。赤・白・ピンクを基調とした内装に加えて、オリジナルキャラクターの「スーちゃん」を店内に多く散りばめ、SNS映えを意識。これまで手薄だった10~20代の若年層を主要ターゲットにしている。
オープン直後から、SNSに投稿したくなるようなかわいらしい見た目の「スーちゃんシェーク」などを求める地元の高校生らを中心に連日、にぎわいを見せている。Wi‐Fiと電源を完備して、時間を気にせずゆっくりと過ごせる空間としたことも人気の理由の一つだ。
同社は24年3月にオープンしたたこ焼き店「たこ寿」の1号店を、そよら鈴鹿白子(三重県鈴鹿市)を皮切りに新業態の店舗を次々と開業して話題を集めている。業態を変えてさまざまな層にアプローチすることで、ブランドスローガン「いつもいっしょ。ずっといっしょ。」の実現を目指していくという。