ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:“飲まない選択”が浸透
●求められているノンアル・低アルコールドリンクとは
近年、家庭用のノンアルコールドリンクや低アルコールドリンクが次々と発売される中、外食の際も次の日を考えてお酒を控えたり、お酒が苦手な人はノンアルコールや低アルコールドリンクを選ぶという選択肢が浸透してきています。
今回は、ファンくる会員1018人を対象に、飲食店でのノンアルコール・低アルコールドリンクについて調査を実施しました。
調査の結果、外食時にノンアルコールや低アルコールドリンクを注文する頻度について「注文することは少ない」人が48.7%と最多だったものの、「まったく注文しない」は28.4%で、ノンアル・低アルコールドリンクもシーンによっては選択肢に入っている人が多いようです。
ノンアルコール・低アルコールドリンクを選ぶ理由は、「車の運転があるから」が46.5%と最多で、続いて「次の日に影響がないようにするため」31.7%、「健康や体調を気にしているから」27%となりました。ノンアルコール・低アルコールドリンクを注文することが多い場面は、「家族での食事」が61.3%と最も多く、次いで「友人との集まり」41.7%でした。一方で「仕事関係の会食」は27%と、付き合いでお酒を飲む必要があるかどうかが、ノンアル・低アルの注文にやはり影響しているようです。
また、ノンアルコール・低アルコールドリンクの味や見た目に求めるのは「本物のお酒に近い味」45.8%、「お店でしか飲めない特別感のある味」32.2%、「お酒よりも飲みやすい味」31.6%でした。お酒を飲んだ気分になれることを求めながら、お酒よりも飲みやすい代替手段として捉えている人が多いようです。
今回の調査結果からも、消費者のお酒との新しい付き合い方がうかがえました。ノンアルコール・低アルコールドリンクであっても、外食時には特別感のある味を求める人が多く、お酒以外のドリンクに注力するのも今のトレンドに合わせた戦略になるのではないでしょうか。
●ファンくる
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