愛用食材と調理技術:京野菜 天ぷらに京都の素材を活用

2024.08.05 546号 07面
「スパイスカレー天ぷら盛り合わせ付き」1,925円(税込み)

「スパイスカレー天ぷら盛り合わせ付き」1,925円(税込み)

【京野菜】京野菜を含む季節の野菜を用意。写真は、賀茂なす・万願寺とうがらし・黄色ズッキーニ・椎茸・ミニトマト・サツマイモ

【京野菜】京野菜を含む季節の野菜を用意。写真は、賀茂なす・万願寺とうがらし・黄色ズッキーニ・椎茸・ミニトマト・サツマイモ

 ●カレーとの2本柱が好評

 寿司桶に入ったスパイスカレーと共に天ぷらも楽しめるのが、同店の特徴。「カレーにはカツなどの肉類と合わせるイメージがあるが、それでは桶カレーの雰囲気にそぐわない。自分は和食の料理人でもあり、職人がいるなら天ぷらを出そうという発想で始めました」と、極檀伸哉店長。

 メニューには、単品の「スパイスカレー」のほか、「スパイスカレー天ぷら盛り合わせ付き」も用意。エビやキスのほか、野菜の天ぷら3種の計5品を盛り合わせて、カレーと共に提供する。野菜は、京野菜を含む季節の素材を活用。賀茂なすや万願寺とうがらしなど、京都ならではの味に出合えるのも魅力だ。

 和食の調理技術でサクッと揚げた天ぷらには、抹茶塩も添えて提供。それだけで食べても、カレーにつけても楽しめる。エビやキス、季節野菜を、各3個ずつオーダーできるメニューも用意しており、もう少し食べたい人や好きなものだけ食べたい人も利用しやすい。

 ドリンクには、京都産クラフトビールや京都の地酒なども用意。2軒目使いで、カレーを食べずに天ぷらをつまみに一杯飲む客もいるとか。カレーと天ぷらという一見ミスマッチの組み合わせだが、実は幅広いシーンに対応して客を呼ぶ2本柱となっているのである。

 ●店舗情報

 「curry&tempura koisus(コイスス)」

 所在地=京都市東山区宮川筋3-292

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