社食でカラダ改革(4)シダックス 食事から花粉対策!

2009.04.06 355号 24面
「焼きさばの梅風味仕上げ」

「焼きさばの梅風味仕上げ」

「牛肉と和野菜の中華旨煮」

「牛肉と和野菜の中華旨煮」

 ◆社員食堂など、給食受託約900店舗・施設で107メニューを5月末まで展開

 いまや全人口の15%を超え社会問題となっている「花粉によるアレルギー性鼻炎(花粉症)」。シダックスは花粉症対策料理120種類を開発。うち107種のメニューを社員食堂などの給食受託店舗・施設、全国約900ヵ所で2月初めから5月末日まで提供している。

 同社は2007年から「花粉症対策メニュー・レシピ」提供を開始。順天堂大学医学部付属順天堂浦安病院耳鼻咽喉科の横井秀格准教授監修のもと、花粉症の発症や症状を和らげる効果が期待される食材を用いたメニューを販売するほか、関連情報の提供も行っている。

 「花粉症でお悩みの方に少しでも快適に過ごしていただけるよう食事面からサポートすることを目的に始めた。日々の食生活に気を配り、体質の改善を図ることで、花粉症の発症を抑えたり症状を軽減させることができる」(同社)。花粉症対策メニューは決して即効性のあるものではないが、健康が食事と密接にかかわっていることを知ってもらうというこのシダックスの取り組みが、利用者から好評を得ている。

 魚にはDHA、EPAが多く含まれており、アレルギー症状を緩和する効果が期待される。また旬の野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれ、体調や腸内環境をよくし、免疫機能を整えるのに役立つ。花粉症対策メニュー提供3年目の今年は近年日本人の消費量が減少傾向にあるこの「魚」と「野菜」に着目しメニューが考案された。

 花粉症対策メニューにはシダックス総合研究所の管理栄養士の一言アドバイス付き。店舗内では花粉症に関するポスター掲示やチラシ配布、同社のHPや携帯サイトでも食事面をサポートする情報提供を行っている。また日本最大級の天気・気象情報サイト「tenki.jp」内の花粉情報ページに花粉症対策メニューの作り方を提供、「マザーフードレシピ」として週1回更新されている。

 ▽シダックスホームページ http://www.shidax.co.jp/

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