モス+ミスド新業態「MOSDO」1号店を広島に出店 共同開発メニュー投入

2010.04.05 370号 04面
山村社長(左)と、櫻田社長。新店のユニフォームとセットメニューを披露

山村社長(左)と、櫻田社長。新店のユニフォームとセットメニューを披露

 ダスキンが運営するミスタードーナツとモスフードサービスが運営するモスバーガーは「MOSDO」ブランド1号店を4月23日、イオンモール広島府中ソレイユ内に出店する。両社が資本提携した取り組みの一環である。「メーンターゲットは子ども連れのファミリー」(櫻田厚モスフードサービス社長)、「モスは昼のランチ、ミスドはおやつという強みを生かした」(山村輝治ダスキン社長)。新店舗は午前10時から午後10時の営業時間で店舗面積198平方メートル、68席、客単価約800円、客数500人/日、月商1300万円を見込む。

 店内は白を基調に「自然共生未来型空間」をイメージし、キッチンはセパレートで2ヵ所、メニューは2ブランドの既存商品をベースにコラボセット、共同開発新メニューを投入する。

 両社合計2700店舗のスケールメリットを生かして、今年度中に両社の地元である東京、大阪に各1店舗出店して3店舗の検証を重ね、12年からの出店加速を予定している。

 両社は08年に資本提携しており、山村ダスキン社長は「モスは生鮮を扱っているので衛生管理、物流はモスシステムに切り替えた」と語り、店舗物流の共同配送は09年3月から中京地区、今年1月から関西地区で開始しており、これによるコスト削減効果はダスキン1800万円、モス2000万円と試算している。しかし、「同一会社は今のところ考えていない」と、2社の経営統合はきっぱり否定した。

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