糖質や脂質を制限したい人におすすめの料理をラインアップ。「スタートから、その人に合う食事を楽しんでほしい」と、お通しは出さない

「大根餃子」は、大根でタネを挟み一定時間置いて密着させる

「店で筋トレもするの？」と思う人もいそうな、インパクトある看板

【愛用食材・資材】「ビーレジェンドホエイプロテイン　そんなバナナ風味」　Real Style（奈良県大和高田市）

　コロナ禍をきっかけに高まりを見せる健康志向。ダイエットに関しても、健康的に痩せて引き締まった体を目指すボディーメークに取り組む人が増えているとか。大阪・天王寺にある「筋肉増強居酒屋　ダブルバイ」は、“飲みながら痩せる”を提唱する店。糖質や脂質に配慮した創作メニューを考案し、ダイエット中でも気軽に楽しめる店として順調に集客数を上げている。

　●皮は大根の糖質軽減ギョウザ

　「筋トレにはまり、食事について考えるようになりました。体づくりをしたくても、『お酒も飲みたい』『夜もヘルシーな食事は難しい』という人は多い。体と食生活を見直したい人が利用しやすい店を目指しています」と、代表の山口弘樹さん。

　ターゲットは、ボディービル大会を目指すようなストイックな層ではなく、もうちょっとライトにボディーメークに取り組みたい層。お酒とヘルシーな料理のマッチングで、一般的な居酒屋で飲むよりもダイエット効果が期待できるのが魅力だ。

　メニューの一番人気は「大根餃子」。通常は小麦粉で作る皮を、大根スライスに置き換えることで糖質を軽減。タネは、皮を除いた鶏もものミンチや白ネギ、キャベツ、ニラで構成し、普通のギョウザに劣らないパンチ力ある味に調味している。

　千切りキャベツで包む「キャベツ焼売」や、卵の白身4個強ほどを使い脂質を抑えた「ホワイトオムレツ」なども考案。締めとして好評の「ローストビーフ丼」は、脂肪分がほとんどない牛もものウチヒラを3時間の低温調理でしっとりと仕上げた一品だ。

　メニュー表には、ローカーボ（低糖質）、ローファット（低脂質）の各ダイエットにおすすめの商品をわかりやすく提案し、カロリーとタンパク質・脂質・炭水化物量を表示。目的に合わせて選べて、カロリー制限がある人にも安心感がある。

　客は男性が6割で、早い時間は近隣のシニア、遅い時間は若者と、幅広い年代が来店。コースや鍋料理もあり、グループでの利用も多い。メンバーにダイエット中の人がいると店選びに気を使うが、ここなら双方が楽しめるのも選ばれるポイントである。

　●店舗情報

　「筋肉増強居酒屋　ダブルバイ」

　所在地＝大阪市阿倍野区旭町2-1-1 あべのマルシェ128／開業＝2022年6月／坪数・席数＝12坪・16席／営業時間＝17時（土日祝＝16時）～翌1時。火曜休／平均客単価＝3000円

　●愛用食材・資材

　「ビーレジェンドホエイプロテイン　そんなバナナ風味」　Real Style（奈良県大和高田市）

　ドリンクメニューに活用

　同店では、ドリンクメニューに、プロテインとウオッカベースのプロテインカクテルも用意。利用するのは、複数のメーカーから味のよさで選んだという同品。バナナ味など2～3種類の風味を用意し提供している。

　規格＝1kg