第28回外食産業貢献賞:事業者部門=ハイデイ日高「熱烈中華食堂 日高屋」

2024.09.02 547号 07面
熱烈中華食堂 日高屋

熱烈中華食堂 日高屋

タッチパネル導入などで業務改善。気兼ねなく注文できることから女性客獲得にも繋がった

タッチパネル導入などで業務改善。気兼ねなく注文できることから女性客獲得にも繋がった

 ◆創業50周年、節目のV字回復 コロナ禍でDX推進など奏功

 ●ブランド紹介

 「熱烈中華食堂 日高屋」は、ハイデイ日高直営449店舗中414店舗を占める主要業態だ。全店舗で使用する食材を、行田工場のセントラルキッチンで一元的に製造し、ラーメン1杯390円などお値打ち価格を実現している。麺類だけでなく、中華鍋を使い調理するニラレバ炒めなどの定食類も豊富だ。また、仕事帰りに気軽にちょい飲みが楽しめるようアルコールやおつまみもお値打ち価格で充実している。

 ●受賞理由

 2019年2月期まで16期連続増収増益と業績を拡大。だが、コロナの影響が直撃した21年2月期は売上高約30%減、赤字へと転落した。しかし、その間もコロナ対策でタッチパネルの導入、ロードサイド出店などを積極的に推進。それらの施策が奏功し、24年2月期は売上高487億円とV字回復を達成。様々な過去最高記録を更新し、創業50周年の節目を飾った。2度の価格改定においても、看板メニューの中華そばは390円を維持し、変わらず消費者から高い支持を得ている。

 ●会社概要

 ハイデイ日高

 本社/さいたま市大宮区大門町2-118 大宮門街SQUARE10階

 1973年2月、創業者の神田正会長が埼玉県大宮市(現さいたま市)に約5坪のラーメン店「来来軒」を開店したのがスタート。チェーン展開を構想し、78年に日高商事を設立、98年ハイデイ日高に商号を変更。社名の由来は、創業者の出身地である埼玉県日高市への地元愛とラーメンを食べて「ハッピーな1日(ハイデイ)を過ごしていただきたい」との思いが込められている。8ブランド449店舗(FC含まず)を展開(2024年2月末現在)。

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