農業・食品産業 脱炭素化

生鮮食品 2021.06.02

 世界の温室効果ガス(GHG)排出量はCO2換算で490億t、うち農業・林業・その他土地利用の排出は24%を占めるという報告がある。各国で持続可能な食料システム構築が進む中、日本でも昨年10月に菅義偉総理が2050年カーボンニュートラル宣言を行い、脱炭素社会の実現に向けてかじを切っている。本連載では、各組織の脱炭素に向けた取組みを5回にわたってインタビュー形式で明らかにしていく。1回目は、日本政府の動きを農林水産省大臣官房・増井国光参事官に聞いた。(阿久津裕史)