農業・食品産業 脱炭素化
世界の温室効果ガス(GHG)排出量はCO2換算で490億t、うち農業・林業・その他土地利用の排出は24%を占めるという報告がある。各国で持続可能な食料システム構築が進む中、日本でも昨年10月に菅義偉総理が2050年カーボンニュートラル宣言を行い、脱炭素社会の実現に向けてかじを切っている。本連載では、各組織の脱炭素に向けた取組みを5回にわたってインタビュー形式で明らかにしていく。1回目は、日本政府の動きを農林水産省大臣官房・増井国光参事官に聞いた。(阿久津裕史)
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農業・食品産業 脱炭素化(5)持続可能性とは バレイショの国内調達増へ
菓子 連載 2021.06.02国内の農業・食品業界が直面している問題は、脱炭素化という命題とは必ずしもイコールで結びつかないかもしれない。農業経営や国産原料の確保が厳しい見通しの中、カルビーサステナビリティ推進室サステナビリティ推進部・高木星治部長は「カルビーの主原料であるバレイ…続きを読む
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農業・食品産業 脱炭素化(4)環境問題への対応 伝えたい「明治」の思い
菓子 連載 2021.05.31ミルク、パーム油、カカオは、チョコレート製造に欠かせない原材料だ。これら原材料生産と加工において、脱炭素化の視点から大手食品メーカーにもさまざまな懸念事項が増えている。明治ホールディングス(HD)松岡伸次サステナビリティ推進部長は、それら懸念に真っ向…続きを読む
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農業・食品産業 脱炭素化(3)パタゴニアの食品事業 オーガニックと責任ある調…
連載 総合 2021.05.28自然循環機能を増進し環境負荷を軽減する有機農業は、脱炭素化でも重要性が指摘される。加工食品原材料を100%有機で賄うのは難しいが、それに挑戦する企業がある。アウトドア企業のパタゴニアだ。彼らの食品事業で使用される原材料は、オーガニック、または責任ある…続きを読む
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農業・食品産業 脱炭素化(2)過疎地域を変える 有機農業と再生エネルギーで
連載 総合 2021.05.21農業分野での脱炭素化の取組みで期待されているのが、有機農業への切り替えと土壌での炭素貯留だ。「過疎地域を有機農業と再生可能エネルギーで変えられたら」との希望を胸に千葉県匝瑳市で事業に取り組む、市民エネルギーちば・東光弘代表取締役、Three litt…続きを読む
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農業・食品産業 脱炭素化(1)脱炭素社会の実現 「2050年カーボンニュート…
連載 総合 2021.05.10◇日本も実現へ 世界の温室効果ガス(GHG)排出量はCO2換算で490億t、うち農業・林業・その他土地利用の排出は24%を占めるという報告がある。各国で持続可能な食料システム構築が進む中、日本でも昨年10月に菅義偉総理が2050年カーボンニュートラ…続きを読む