スパイス特集
スパイスを取り巻く環境は全体として好調に推移しているといえる。家庭用と業務・加工用に共通するのは、コショウなど主要スパイスの原料価格安定と「しび辛」や薫製など新たな動きによる裾野の拡大だ。家庭用はチューブタイプに大きな動きが見られる。大容量タイプの充実に加え、エスビー食品の「きざみ青じそ」やハウス食品の「焦がしにんにく」などバラエティー化が進み、市場は活性化している。今後、懸念されるのは中国産ガーリックの動向だ。生鮮品が栽培面積減や台風の影響などで現地価格は急騰気配だ。今後、日本向けのガーリックフレークへの影響が懸念される。(高木義徳)
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◆スパイス特集:チューブ、さらなる成長へ 家庭用、好調持続 堅調な業務用
調味 2019.09.04スパイスを取り巻く環境は全体として好調に推移しているといえる。家庭用と業務・加工用に共通するのは、コショウなど主要スパイスの原料価格安定と「しび辛」や薫製など新たな動きによる裾野の拡大だ。家庭用はチューブタイプに大きな動きが見られる。大容量タイプの充実…続きを読む
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スパイス特集:家庭用=チューブの大容量拡大続く シーズニングや洋風も好調
調味 2019.09.04家庭用スパイスの6月までの1年間を見ると、市場全体は前年比3.1%増と、引き続き拡大傾向にある。各種スパイスが全体として好調だが、特に今後の伸びが期待できるのがチューブタイプだ。チューブ市場は同5.0%増と伸長。この分野はショウガやニンニクなどで生鮮野…続きを読む
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スパイス特集:業務・加工用=原料安定で堅調推移 中国産ガーリック動向を注視
調味 2019.09.04業務・加工用の分野では主力となるコショウなどのスパイス原料が安定した価格を形成していることに、「しび辛」ブームで花椒(ホアジャオ)やサンショウの需要が高まったことが加わり全体として堅調に推移した。ただし、コショウについては15年秋をピークに原料価格は下…続きを読む
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スパイス特集:全日本スパイス協会・岡田博之理事長 一層のスパイス普及拡大へ
調味 2019.09.04全日本スパイス協会の新理事長に岡田博之氏(カネカサンスパイス社長)が就任した。現在、スパイス業界では高品質で安定した原料の確保や食品表示法、世界的な品質基準の設定への対応など、さまざまな課題がある。新理事長に就任した岡田氏に、抱負や業界展望などを聞い…続きを読む
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スパイス特集:原料事情=イラン産クミンシード、経済制裁で調達難
調味 2019.09.04●コショウは軟化傾向続く 現在のスパイス原料相場はマレーシア産コショウやインドネシア産ナツメグ、インド産ターメリックは安定した価格を形成している。一方でイラン産クミンシード、グアテマラ産カルダモンは上昇基調となっている。特にイラン産クミンシードは1…続きを読む
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スパイス特集:ガーリック、中国産が大幅上昇 現地生鮮品高騰で影響懸念
調味 2019.09.04中国産ガーリックが高騰している。現地の生鮮品は昨年と比較して約3~4倍の価格に上昇。栽培面積が20~30%減少したことに台風の産地への直撃、投機筋の動きが絡んだことで大幅に上昇した。このため、日本向けの中国産ガーリックフレークにも影響を与えつつある。…続きを読む
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スパイス特集:ヤスマ 好評「ザクザクスパイス」 食感と味覚、見た目に手軽さも
調味 2019.09.04ヤスマは「マスコット」ブランドで「ザクザクスパイス」2品を発売し、惣菜店や居酒屋などを中心に好評だ。フライドオニオン、フライドガーリックのザクザクとした食感とスパイスのスパイシーさやハーブの爽やかさが特徴。「ザクザクスパイス-クミン&唐辛子-」=写真…続きを読む